侍J・栗山監督 栗林離脱に声を詰まらせる「彼の野球人生のために決断」山崎颯招集に「中嶋監督、オリックスに感謝」

 離脱した栗林について、言葉を絞り出しながら話す栗山監督(撮影・西岡正)
 イタリア代表の印象を「バランスが良い」と笑顔で話す栗山監督(撮影・西岡正)
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 侍ジャパンが14日、16日に行われるイタリアとの準々決勝に向けて、東京ドームで練習を行った。

 腰の張りで離脱が決まった栗林について、栗山監督は「まずはなんとか、一緒に合宿入って、あれだけの経験、結果を残している選手になんとかチームと一緒にと模索したが。広島は彼の思いと協力してくれたが、場所が場所だけに無理させてはいけない」と説明。最終的には指揮官が判断したことを示唆し、声を詰まらせながら「久々に苦しい選択をしなきゃいけなかった。彼の野球人生のために決断しなきゃいけないと思った」と語った。

 守護神候補として期待されていた右腕は、今大会一度も登板できないまま、無念の離脱。指揮官は「今回来てくれる選手は何とか世界一になろうという思いを痛いほど感じていて。一つだけ言えるのは、何とかできないかなと思ったし、『何でもいいからやります』というのは伝わっている。でもそれこそ、今の立場は選手を守るのが第一条件」と、胸中を明かした。

 緊急招集となった山崎颯についても言及。オリックスから4人目となることに「中嶋監督にも迷惑をかける。ジャパンのために決断してくれる。オリックスには感謝しています。思いをしっかり形でできるように」と複雑な思いを口にしながら、結果で野球界に恩返しすると誓った。

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