ベネズエラ 破竹の3連勝で“死の組”突破!V候補ドミニカとプエルトリコはあす16日決戦
「WBC1次ラウンドD組、ベネズエラ代表4-1ニカラグア代表」(14日、マイアミ)
ベネズエラがニカラグアに逆転勝ちし、破竹の3連勝で強豪国ひしめく“死の組”を突破した。同組のドミニカ共和国はイスラエルに10-0、7回コールド勝ちで2勝1敗とし、この日試合のなかったプエルトリコ(2勝1敗)と15日(日本時間16日)に2次ラウンド進出を懸けて激突する。
13年優勝のドミニカ共和国、同年2位のプエルトリコの強豪国を撃破して勢いに乗るベネズエラは1点ビハインドの四回2死一、二塁から7番ヒメネス(ガーディアンズ)の右前適時打で1点を返す。なおも2死二、三塁のチャンスに6番スアレス(マリナーズ)が中前へはじき返し、2走者をホームへ迎え入れ、逆転に成功した。
五回には先頭レンヒーフォ(エンゼルス)の中前打を足掛かりに4番サンタンダー(オリオールズ)の適時二塁打で追加点を奪った。
投げては先発左腕ロドリゲス(タイガース)が三回途中まで7本の安打を許しながら粘りの投球で1失点。三回以降を5人の継投で4安打無失点に抑えて快勝した。
過去の成績は09年の準決勝進出が最高。それ以外の3大会はいずれも1次ラウンドを突破しているが、ベスト4が遠かった。今大会は初戦で優勝最有力のドミニカ共和国とプエルトリコに快勝したのは大きな自信。ベネズエラが台風の目となりそうだ。
▽ベネズエラの先発メンバー 昨季の成績と主なタイトル(GG=ゴールドグラブ賞、SS=シルバースラッガー賞)
1番・二塁 ホセ・アルテューベ(アストロズ)打率・300、28本塁打、57打点、18盗塁/MVP1回、首位打者3回、盗塁王2回、GG1回、SS6回、球宴8回
2番・一塁 ルイス・アライズ(マーリンズ)打率・316、8本塁打、49打点/首位打者1回、SS1回、球宴1回
3番・中堅 ロナルド・アクーニャ(ブレーブス)打率・266、15本塁打、50打点、29盗塁/新人王、球宴3回
4番・右翼 アンソニー・サンタンダー(オリオールズ)打率・240、33本塁打、89打点
5番・DH ミゲル・カブレラ(タイガース)打率・254、5本塁打、43打点/メジャー在籍20年、MVP2回、首位打者4回、本塁打王2回、打点王2回、12年三冠王、通算3088安打、507本塁打、1847打点
6番・三塁 エウヘニオ・スアレス(マリナーズ)打率・236、31本塁打、87打点/球宴1回
7番・遊撃 アンドレス・ヒメネス(ガーディアンズ)打率・297、17本塁打、69打点/GG1回、球宴1回
8番・捕手 オマー・ナルバエス(メッツ)打率・206、4本塁打、23打点/球宴1回
9番・左翼 ルイス・レンヒーフォ(エンゼルス)打率・264、17本塁打、52打点
投手 エデュアルド・ロドリゲス(タイガース)5勝5敗、防御率4・05