「カーネクスト　２０２３　ＷＢＣ準々決勝ラウンド　東京プール、日本代表－イタリア代表」（１６日、東京ドーム）

　大谷翔平投手が二回に１６４キロを計測し、東京ドームを地鳴りのようなどよめきが包んだ。

　先頭のパスカンティーノに投じた６球目だった。「うぉりや！！」という叫び声とともに、フルパワーで投じたストレートにバットは空を切り、甲斐のミットにおさまった。その瞬間、東京ドームの球速表示には「１６４」の数字が。スタンドからは地鳴りのようなどよめきがわき起こり、衝撃の１球に騒然となった。

　二回を三者凡退に抑えると、三回も１６１キロを計測するなど三者凡退。攻撃陣の流れが悪い中、大谷が相手に流れを渡さなかった。