大谷翔平の最後の1球 米4番も脱帽「エグい。トラウトが打てないなら誰も打てない」米メディアも「世界最高峰」
「WBC決勝、日本代表3-2アメリカ代表」(21日、マイアミ)
日本代表がアメリカ代表を下し、3大会ぶり3度目の世界一に輝いた。守護神として登場した大谷翔平が九回を締めくくり、日本を頂点へと導いた。
米国の最後の打者となったのは大谷にとって、エンゼルスの同僚で、兄のように慕うマイク・トラウト。最後はスイープと呼ばれるスライダーで空振り三振を奪ったが、この最後の1球に米国の選手やメディアも舌を巻いた。
米ESPNは「最高の投球は6球目。時速87マイルのスライダーで、内側のコーナーからストライクゾーンの外側で終わるスイーパー。世界最高峰のスライダーがトラウトの珍しい三振を誘った」とし、米国代表のMLB通算299本塁打を誇り、4番を務めたアレナドの「あのスライダーはエグい。素晴らしい投球だった。マイク・トラウトが打てなければ他の誰も打てない」とのコメントを紹介した。
米メディアによるスタッツでは、スライダーの曲がり幅は17インチ(約43センチ)を記録。国内外のSNSでは「43センチって、パワプロやん」、「そりゃ打てませんわ」、「140キロで43センチ動くスライダーなんてあるのか」、「164キロと43センチ曲がるスライダー投げる大谷とかいう化け物」と、驚嘆の声が上がっていた。