WBCで大谷から三振奪った豪投手 心の声動画大反響 クール振るまうも内心は「オーマイガー!」ファン「気持ちマジわかる」
日本代表「侍ジャパン」の3度目の世界一で幕を閉じたWBC。東京ドームで開催された1次ラウンドで大谷翔平から三振を奪ったオーストラリア代表の投手、トッド・バンスティーンセル投手が当時の自身の心の声をナレーションした動画をツイッターで投稿し、大反響を呼んでいる。
「明らかに誰も求めてないとおもいますが、これがWBCで大谷翔平と対戦した時に頭に浮かんだことの内訳です。主に思っていたのは彼がホームランを打てば、それはそうだろう。彼は最高だから。でも彼を打ち取れれば、それは永遠の楽しい思い出になる」というつぶやきとともに投稿された動画の中では、大谷の打席でのバンスティーンセルの1球1球の思いがナレーションされている。
マウンドで対峙した際には「深呼吸して、顔をあげたら、おー、本当に彼だ」とドキドキの心境。1球目から「OK。楽しもう。まず初球は速球でストライクが取れるか。(見逃しでストライクを取り)マジか。次どうしよう」と、喜び、葛藤、驚き、迷いが赤裸々に語られている。
フルカウントから投じた1球はストレート。「頭の中ではスライダーを投げようと思っていた。彼にまだ投げてなかったから。でもキャッチャーは直球のサインを出したんだ。自分に言い聞かせた。よしいこう、ストライクを投げて、何か良いことが起こることを祈ろう」。インコースのストレートで見事に空振り三振を奪うと、頭が爆発した絵文字で「オーマイガー!何が起こったんだ」。映像では冷静な様子だったが「クールに演じろ、トッド。クールに振る舞おうとしていたけど、頭の中では『俺は今、最高の野球選手を三振に取ったんだ。信じられない。これはレゴよりもいい』って」と、興奮ぶりを伝えた。
その後のツイッターでは「嫌な人はメジャーではしょっちゅう起こっていることって言うかも知れないが、俺はメジャーの投手じゃない。今、午前12時11分に『アベンジャーズ』を見ているんだぞ。だから俺にとっては本当にクールな瞬間だったんだ」と、綴った。
動画はTikTokやツイッターなどで合計1000万回以上再生されており、SNSでは「大谷から三振取った人がめちゃくちゃ自慢してるのかわいいな」、「大谷から三振なんて大いに自慢できるし、末代まで語り告げるエピソード」、「気持ちはマジでわかる。世界最高の選手だもんな」と、笑いと納得の声があがっていた。