侍J源田、WBC「源田の1ミリ」実感なし VTR確認も首かしげ「今でもちょっと分からない」

 日本代表・源田
 7回、打者トーマスのとき、二塁を狙うトレホにタッチする遊撃手源田。リプレー検証でアウトとなる
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 WBCで世界一に輝いた日本代表・侍ジャパンの遊撃手・西武の源田壮亮が25日深夜に放送されたTBS「S☆1」に出演し、大きな話題となった「源田の1ミリ」について語った。この日は、WBCの準決勝、決勝を戦った米マイアミから帰国した源田、DeNAの今永昇太投手、牧秀悟内野手が出演した。

 「源田の1ミリ」とは準決勝メキシコ戦の七回の際どいタッチプレーのこと。メキシコの攻撃だった七回1死一塁から、ランナーが盗塁を試みた。打者は三振、日本の捕手・甲斐は二塁へスローイング。源田はワンバウンドでキャッチし、タッチした。アウトのタイミングだったが、メキシコのランナーがうまく体をよじらせてかいくぐったように見えた。

 二塁塁審はいったん、セーフの判定。栗山監督が球審にチャレンジを要求した。映像判定には長時間を要したが、チャレンジは成功。アウトに判定が変わり、三振ゲッツーでチェンジとなった。

 源田自身も、このタッチが「源田の1ミリ」と呼ばれていることは認識していた。インタビュー場所であらためてVTRをチェックしたが「不安…最初にちょっと触れてて…」とポツリ。VTRを見終わっても、首をかしげながら「今見ても、ちょっと分かんないですね、もう」とどのプレーが「アウト」判定の要因だったのか判断しかねていた。

 チャレンジ成功となったことは、ベンチにいた牧が派手にガッツポーズをしていたのを見て認識。「あ、アウトになったんだ」と思ったという。

 牧は審判の「アウト」のジェスチャーを見て、大喜びでベンチを飛び出したが、守備についていた選手はすぐには戻ってこず、少し手持ちぶさたになった。それでも「アウトになったので、流れが日本にきた」と結果には喜んでいた。

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