【出漁ルポ・千葉朗】イサキ爆釣　千田「第一かどや丸」（デイリースポーツ指定船宿）

　うだるような暑さ。早くも盛夏、となれば南房のイサキも後半戦。抱卵物の大型イサキが魅力だ。もちろんマダイや青物も期待できる。今年は早くもイナダが顔を出し始めた。南房・千田港のデイリースポーツ指定船宿「第一かどや丸」からマダイ五目で出船。景気のいい五目釣りを楽しんだ。

　◆中・大型イサキ活発、数釣り　千田港を午前５時に出船。真沖の近場のポイントからスタート。水深２０メートル前後、６０号のビシ。ハリスはシーガーＦＸＲ船シリーズの３号か４号。イサキのポイントだが、マダイも出るので、３号を８メートルが基本だが、イナダも出てきたので、船長は４号がおすすめ。

　２５～３０センチ中心、２５匹　

　イサキ狙いとしてはハリスが長いが、それでも仕掛けを棚に合わせると、ククッというアタリで大きく合わせるとグググッと小気味いい引きでイサキが釣れてくる。この日は、風も弱く、海は穏やかだったが、潮が速く、ポイントからすぐに船が流される。それでも流し替えるたびに２匹、３匹、しばしば良型の一荷もあって景気がいい。ほとんど太った抱卵物で型も良く、２５～３０センチ級を中心に３５センチ前後のジャンボサイズも何匹か交じった。

　◆１キロ級マダイ浮上！イナダも見参！　この日は、潮が速くて、沖のイナダのポイントへはいけなかった。それでも船中では１・５キロ級のイナダが２匹顔を出した。沖へ行ければ、早くも数釣り、今年は型が良く、２キロ近いイナワラサイズが中心という話だ。

　千田沖の近場のポイントを何度も流す。イサキはコンスタントに釣れ続き、２５センチ級のアジ、クロメバル、メジナ、ソウダガツオ、ウマヅラなどまさに五目釣り。

　良型！！ＭＡＸ３８センチ！！抱卵！！景気イイ！！

　そして、ググンッググンッ！と力強い２段引き、３段引きを味わわせてくれて、タモに入ったのは１キロ級の美しいマダイ。ちょうど食べごろだ。この日マダイは船中２匹。マダイの盛期は過ぎたようだが、出船すれば型は見ているようだ。１１時過ぎ納竿。結局イサキは２５匹、最大は３８センチ。マダイのほか、クロメバルも２９センチのジャンボサイズ。その他五目釣りで、クーラーは満杯。ご機嫌なマダイ五目となった。

　▽千田「第一かどや丸」＝ＴＥＬ０４７０・４３・１４３２。

　千田「第一かどや丸」・的場良明船長「今日は潮が速くて苦戦した面もありましたが、潮が緩ければ、イナダもイナワラ級が数出ています。これからは、カンパチなど青物も楽しみです。イサキもまだまだ型も数も狙えます。マダイも数は多くはありませんが、型は出ていて、楽しい五目釣りになります」