良型アジに親子でびっくり
「親子釣り体験教室」
(公財)日釣振興会、日本釣りジャーナリスト協議会共催の「親子釣り体験教室」が7日に、浦安の船宿「吉野屋」で開催された。釣り物は横浜沖のアジ。当日は、26組の親子、計64人が参加、3艘(そう)の釣り船に分乗して、好調に釣れ続いているアジ釣りを楽しんだ。
釣りを体験して、釣りの楽しさを覚え、自然の豊かさも味わってもらおうという趣旨で毎年開催されている「親子釣り体験教室」は今回で20回目。台風の接近で、開催も危ぶまれたが、早朝こそ雨にたたられたものの、じきに雨も上がり、曇りで気温も低く、熱中症の心配もない釣り日和となった。
午前7時受け付けで、子供35人を含む64人が参加。7時半からアングラーズアイドル廣瀬麻伊さんのMCで開会式が始まり、ライフジャケットの着用など注意事項の説明をした後、午前8時、3艘の釣り船に分乗して出船した。
釣り場の横浜沖までは40分ほど。釣り場に着くと、早速船長から指示があり釣り開始。各スポーツ紙や釣り雑誌などの釣り担当記者らがスタッフとして多数乗船し、参加者に釣り方などを丁寧に指導。開始早々、型のいい中アジがあちこちで釣れだした。
釣り場の水深は15メートルほど。コマセカゴにミンチを詰め、エサはアオイソメを2センチほどにちぎってハリに刺し、底から1メートルほど仕掛けを上げてアタリを待つと、途端に竿先にククッと魚信、子供たちも、一生懸命リールを巻くと、型のいい中アジが釣り上がった。型は、20センチオーバーの太った中アジが中心で、なかには30センチ近い大型も交じり、強烈に竿を絞り込んで参加者を驚かせた。
世田谷から来た奥山哲弘さん親子は、「以前にも光太朗(10歳)と親子2人で参加して、とても楽しかった。今年はあかり(6歳)が小学生になり、参加資格ができたので、3人で参加した」という。
あかりちゃんは、トモ(船尾)で場所も良かったのか、入れ食い状態が続き、26匹を釣り上げた。今が旬で絶品のアジ、奥山家では、刺し身やタタキ、アジフライが食卓に並ぶ。「寿司がいい」と光太朗君、もちろんそれもうまいに違いない。
好調のアジのほか、イシモチやサバも交じってにぎやかな釣りになり、正午納竿。船宿に戻って、閉会式では、じゃんけん大会などでさまざまな賞品が手渡され、楽しい釣り体験教室も無事終了した。(千葉 朗)