トランポリン中田にストーカー41歳女を逮捕 空中真正面ピンク服観戦、面会謝絶の病室に侵入
2000年のシドニー五輪に出場したトランポリンの第一人者で、CMにも出演するなどイケメンアスリートとしても知られた中田大輔(47)は、2000年ごろから熱烈なファンの女からストーカー行為を受け、その女が07年に逮捕される事件もあった。逮捕当時、女は41歳。試合会場では、中田が空中で止まる一瞬の高さで、本人曰く「目が合うよう」に、いつもピンク色の服で座って観戦。中田が恐怖を感じたことを告白していた。
【以下、07年11月21日の本紙より】(※プライバシー配慮のため記事の一部を修正しています)
シドニー五輪に出場したトランポリンの中田大輔選手(33)に大量の電子メールを送り付け、付きまとったとして、神奈川県警高津署は20日、ストーカー規制法違反の疑いで、無職の女(41)を逮捕した。海外遠征中は宿泊先、交通事故で入院中には病室にも無断で入り、手を握るなどしていた。ファンとはいえ、あまりにも行きすぎた行動に中田選手も困り果て、告訴していた。
調べでは、同容疑者は今年7月から11月にかけて、中田選手に「結婚して」「電話をください」「会ってください」などと交際を迫るメールを送った疑い。「メールを送ったのは間違いない」と供述しているという。
05年9月、中田選手の相談を受けた同署が警告したが、その後も付きまとい行為を続けたため、今月、中田選手が告訴。その後も「告訴を取り下げてください」などとメールを送っていた。
中田選手の代理人らによると、大沢容疑者は2000年ごろから「赤ちゃんはオリンピックに間に合うかな」など、多い時で1日に100通以上、計3000通以上のメールを送っていた。
外国遠征中は宿泊先に押しかけ、04年に中田選手がオートバイに乗って帰宅途中、車にひき逃げされて頸椎(けいつい)損傷などの重傷で入院した際には、面会謝絶中の病室に無断で入り込み、手を握っていた。
競技中は、ジャンプする中田選手の真正面の高さに当たる席にピンク色の服で座っていたといい、代理人は「競技成績にも影響したと思う」と話している。
中田選手は現在、北京五輪を目指して練習中。代理人を通じ「再三の警告を聞いてもらえず残念。今後は競技に集中して安心した生活を送りたい」とコメントした。