川内、DeNAの面会要請に「NO」
公務員ランナーの川内優輝(25)=埼玉県庁=が13日、“生涯市民ランナー”を宣言した。
10日にDeNA陸上チームの新設が発表されて以降、同陣営とみられる関係者から面会の打診を受けていることを明かし「職場とか、マラソン仲間とか色んなルートから話がきてるんです。『瀬古さんが一度会いたいと言っている』と。でも、行くつもりはない。僕はもう指導者に従うつもりはないし、自由にやりたいんです!僕が尊敬するのは、家庭も仕事も大事にする市民ランナーなんです!」と、訴えた。
現在、3月末で廃部となるエスビー食品から、DeNAに入る選手は6人。駅伝に参戦するには人数が足りないため、川内にも“オファー”を出したとみられるが、見事に振られた形となった。
これまで『川内メソッド』と言われる独自の練習法で日本マラソン界に風穴をあけてきた男には、やはり“自由”が似合う。その後も熱い口調は止まらず「五輪だけがマラソンじゃない。世界中のレースに出たいし、100キロマラソンの世界記録だって狙いたい」と、壮大な夢を語り続けた。
川内はこの日、新年初レースに臨み、1時間5分31秒で優勝した。