五輪目指し四国で女子高生ラガー奮闘
2013年5月2日
スクラム、タックル、そして最前線で体を張った全力プレー。三瀬が四国チームの中心的存在として、仲間をリードしている。
同校ラグビー部OBの兄の影響で、入学と同時に競技を始めた。「痛そうでしたが、カッコ良かったから」と、ポジションは兄と同じプロップだ。
16年のリオ五輪で女子7人制が正式競技となり、愛媛で強化や普及が本格化したのが3年前。県内初の女子部員となった三瀬は平井とともに“第1期生”ともいえる。
練習内容は、ほぼ男子部員と同じメニューをこなす。最初は恐怖心があった。思うようにプレーできず、タックルにもためらいがあった。入部から半年ほどで「辞めたい」とくじけそうになった。それでも同学年の男子部員から「一緒に頑張ろう」と励まされてプレーを続けた。
研究熱心さは人一倍だ。1年時から、練習や試合での疑問点を毎日「ラグビーノート」に記してきた。山田央監督(30)は「最初から意識が高かった。試行錯誤しながら成長してきた」と評価する。いまノートは何冊にも積み重なっている。
4月の選抜大会では勝利を挙げられなかったが、トライを記録した。「みんながつないでくれたおかげ。感謝しないといけません」と笑う。8月には長野・菅平で全国大会がある。「能力を上げてチームをまとめたい」。先頭に立って勝利へ走る。
平井が的確なパスと、俊敏な動きでチャンスを演出する。
兄3人が東予ラグビー部OB。試合での勇姿を見て育った。1年生時の11年夏、菅平での全国大会で初めて試合を経験した。ノータックルのホールド(上半身を抱える)方式だったが、「7人でつないでいく」ラグビーの楽しさを実感した。
同年12月、花園での全国高校ラグビーでは、女子同士のエキシビションマッチに出場した。タックルありの初試合だった。「この場所に自分がいていいのか」と戸惑いもあった。だが、レベルの高い選手たちを見て刺激を受け「練習をしっかりやるようになりました」と、取り組み方にも変化が見えるようになった。
小学校でバレーボール、中学時代はバスケットボールに熱中した。ラグビーの魅力は「絶対に1人では勝てないところ」だと言う。「フォワードがいないとウイングまでパスが行かない。スクラムハーフがいないとパスが出ない。みんなの気持ちがそろわないとダメだと思うんです」
ポジションはスクラムハーフ一筋。天真らんまんなキャラクターで、チームのムードを盛り上げる。そして「決定的なパスを出したい」と声を弾ませる。「去年は花園に出られなかったので、今年は絶対に行きたいです」。3年間の集大成へ向けて、パスワークに磨きをかける。
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