猪瀬都知事「完璧なプレゼンだった」
2020年夏季五輪開催を目指す東京は3日、スイスのローザンヌで投票権を持つ国際オリンピック委員会(IOC)委員に開催計画を説明するプレゼンテーションを行い、麻生太郎副総理や東京都の猪瀬直樹知事がコンパクトな会場配置や強固な財政基盤による「安心、安全で確実な五輪」をアピールした。
45分間のプレゼン後には質疑応答が設定され、質問が五つしかなく予定より約20分早く終了。猪瀬知事は「完璧なプレゼンだった。シリアスな質問もなく、あまり疑問がなかったと受け止めている」と満足感を示した。
IOC委員からは「すべてにおいて良かった。東京は強い」(アハマド委員=クウェート)「東京は質問に対してしっかりと答えた」(ヒッキー委員=アイルランド)と評価する声が出た。
東京はフェンシングでロンドン五輪銀メダルの太田雄貴選手も登壇。フランス出身のニュースキャスター、滝川クリステルさんは多様な文化を持つ東京の魅力をIOC公用語のフランス語で訴え、麻生副総理は政府の全面支援を約束した。