山県、100mで銀「力出し切った」
「ユニバーシアード夏季大会・第3日」(8日、カザニ)
陸上男子100メートル決勝で山県亮太(21)は10秒21で2位だった。同種目の日本勢のメダル獲得は1965年ブダペスト大会を制した飯島秀雄、2009年ベオグラード大会で3位の江里口匡史に続いて3人目。陸上男子やり投げでディーン元気(早大)は72メートル11で予選を通過し、10日の決勝に進んだ。
表彰台ですがすがしい表情を浮かべた。山県は日本勢48年ぶりの金メダルには届かなかったが、3人が同タイムでなだれ込んだ2位争いを制し「力は出し切った」と潔く言った。
準決勝から約1時間後の決勝は、両隣が黒人選手。ピストルへの反応時間は2番目の0秒157。優勝した南アフリカ選手に中盤以降に引き離され、0秒11差でフィニッシュした。
雨が降った決勝の10秒21に「まあまあ。海外でももうちょっといいタイムを出せるようにしたい」。日本人初の9秒台突入はならなかったが、8月に同じロシアで開催される世界選手権に向け、「本番までに強さを磨きたい」と語った。