桐生、準決勝を棄権 予選で10秒83
「陸上・京都選手権」(13日、西京極)
陸上男子100メートルで日本歴代2位の10秒01の記録を持つ桐生祥秀(京都・洛南高3年)が13日、京都市の西京極陸上競技場で行われた京都選手権の男子100メートルに出場。予選を10秒83で通過したが、準決勝以降のレースは棄権した。
30日からは、出場全種目Vをかかげる全国高校総体(大分)が開幕する。今大会は調整の意味合いが強く、多くても2レースの予定であったという。桐生は「何かあったとか大事を取ったわけではありません。スタートの感覚をつかむことができたので、準決勝を棄権させていただきました」とコメントした。
先月末には世界最高峰の大会・ダイヤモンドリーグの100メートルに出場したが予選敗退。陸上部顧問の奥村先生は「悪いイメージで終わってしまったので、それを払しょくする意味もあったのでは」と心中を思いやった。