パウエルらのトレーナーは薬物提供否定
陸上男子100メートルの前世界記録保持者、アサファ・パウエルと女子短距離のシローン・シンプソン(ともにジャマイカ)がドーピング検査で陽性反応を示した問題で、両者と5月に契約したトレーナーのクリス・シェレブ氏は16日、電子メールで禁止薬物の提供を否定した。2選手の代理人、ポール・ドイル氏は「栄養剤を変えたら最初の検査で陽性反応が出た。それを渡したのがクリスだ」と非難。シェレブ氏は「私が提供したのはビタミン剤で、使うかどうか自体、選手が判断すること」と主張した。