沙羅、混合団体で優勝 納得のジャンプ
「ノルディックスキー・GPジャンプ」(27日、ドイツ・ヒンターツァルテン)
男女4人の合計得点で争う混合団体第1戦(HS108メートル、K点95メートル)が行われ、女子は高梨沙羅(クラレ)と伊藤有希(土屋ホーム)、男子は葛西紀明(土屋ホーム)と渡瀬雄太(雪印メグミルク)の日本が907・6点で優勝した。高梨は1回目に105・5メートル、2回目は94メートルにとどまったが、大きな失敗はなく逃げ切った。この種目は来年のソチ五輪では実施されない。
前日の個人第1戦では課題の着地が決まらず、2位に終わった高梨は納得のジャンプをそろえた。1回目は女子で最長の105・5メートルを飛びながら、何とか足を前後に開くテレマークを入れることに成功。2回目は94メートルと距離こそ伸びなかったが着地は決め、飛型点を伸ばした。2回ともテレマーク姿勢を取り「まだ完璧に入っていないが、少しずつ進んでいるかな」と表情が和らいだ。