山下理事、次期全柔連会長就任を否定
全日本柔道連盟(全柔連)は30日、都内の講道館で、2度の臨時理事会と臨時評議員会を行った。臨時理事会では、上村春樹会長ら4人の執行部が、8月中に理事職も含めて総退陣することを決定した。
次期会長候補と目される山下泰裕理事だが、「次の会長にはかなり見識の高い、柔道に理解のある方にやっていただきたい。私を含めてこれまで関わってきた人には、大きな改革は無理だと思う」ときっぱり否定した。
今後は人選を進めながら、新しい執行部を立ち上げ、各プロジェクトを推進していく。「やらせてもらえるならば新しい会長の下で汗をかいていきたい。世間に認めていただく柔道界を作り上げていきたい」と、失墜した信頼を取り戻すために全力を傾ける覚悟を示した。