野口、9年ぶりの世界大会は途中棄権

 「世界陸上」(10日、モスクワ)

 女子マラソンが行われ、金メダルを獲得した04年アテネ五輪以来9年ぶりの世界大会となった野口みずき(35)=シスメックス=は、33キロ地点で無念の途中棄権となった。

 30キロを前に立ち止まると、野口は膝に手をついた。再び走り始めては何度も立ち止まる姿が痛々しかった。優勝したアテネ五輪以来9年ぶりで日本代表として臨んだが、完走を果たせなかった。「表彰台を狙いたい。エチオピア勢にくっつき、様子を見ながらレースをつくっていく」と展開を描いていたレースは苦い結果に終わった。

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