全柔連、新理事候補に宗岡氏と近石氏
全日本柔道連盟は12日、東京都文京区の講道館で常務理事会を開き、度重なる不祥事で8月中に引責辞任する上村春樹会長(62)の後任が確実となっている新日鉄住金の宗岡正二会長兼最高経営責任者(67)と、宗岡氏が推薦した元大阪府警本部長で、トヨタ自動車顧問の近石康宏氏(64)を新理事候補として評議員会に推薦するよう理事会に要請することを決めた。
東大柔道部出身の両氏はともに受諾の方向で、14日の臨時理事会、21日予定の評議委員会で承認される見通し。その後、理事による互選で、宗岡新会長が誕生する。宇野広報委員長は「2人とも改革への意欲が非常に強い」と話した。