陸上の世界選手権に出場した男子短距離の桐生祥秀(17)=京都・洛南高=が20日、モスクワから帰国した。
男子100メートルで予選落ちしたものの、400メートルリレーで6位入賞に貢献した桐生は「長かったけど、絶対に忘れられない思い出になった」と、充実した表情で振り返った。日本人初の9秒台の期待が懸かる17歳の次戦は、10月の東京国体(味の素スタジアム)の予定。9月7日(日本時間8日)に夏季大会の開催地が決まる20年五輪のころにはメダルへの夢も膨らむ。「日本でやるなら出たい」と、東京開催を熱望していた。