「ノルディックスキー・塩沢ジャンプ大会」（２５日、新潟・石打丸山シャンツェ）

　女子は高梨沙羅（１６）＝クラレ＝が１回目に８１・５メートル、２回目に最長不倒の８２メートルを飛び、２年ぶり３度目の優勝を果たした。伊藤有希（土屋ホーム）が２位で、渡瀬あゆみ（アインファーマシーズ）が３位だった。男子の少年組は伊藤将充（北海道・下川商高）が８０メートル、７９・５メートルを飛び、成年組を上回る得点で制した。

　高梨がただ一人２回ともＫ点を越え、テレマークも入った飛躍をそろえて快勝した。「全体的にはいい内容。少しずついい方向に向かっている」とほほ笑んだ。ソチ五輪まで半年を切り、世界選手権女王のサラ・ヘンドリクソン（米国）が練習中に右膝を痛めた。ライバルのアクシデントに「大切なシーズンになるので集中して飛びたい。自分もよりいっそう気を付けたい」と引き締めた。