サントリー3連覇へ白星スタート!
「ラグビー・トップリーグ、サントリー32‐6NTTコミュニケーションズ」(30日、秩父宮)
11季目が開幕し、3連覇を狙うサントリーは第1ステージA組でNTTコミュニケーションズを32‐6で下し、順調に滑り出した。今季はチーム数が14から16に増え、2ステージ制が導入された。第1ステージは10月27日に終了し、第2ステージは11月30日に始まる。プレーオフ決勝は来年2月9日に行われる。
シーズン前の練習試合で7戦全敗となかなか調子が上がらなかったが、やはり王者サントリーの底力は健在だった。
前半4分にWTB小野沢が先制トライを奪うと、同19分にはCTBニコラス・ライアンがトップリーグ史上初の通算1000得点となるトライ。また、同29分にFLジョージ・スミス、そして同38分にも再び小野沢がトライを奪って前半でほぼ勝負を決めてみせた。
後半は暑さと疲労でペースダウン。しかも、前半終了間際のプレーで小野沢が左肩を負傷して今後に不安を残した。「この苦しい状況で若手が何人出てくるか。クラブの力が試されていると思う」と大久保監督は厳しい表情のまま。大記録を達成したライアンも、「個人の数字よりもチームの勝利の方が大事」とキッパリ。3連覇へ向けて白星発進したものの、まだまだ予断を許さない。