世界柔道2日連続で男女ともメダルなし

 「世界柔道」(30日、リオデジャネイロ)

 男女各3階級が行われ、日本勢は2日連続でメダルを逃した。男子90キロ級でロンドン五輪銅メダルの西山将士(新日鉄住金)は2回戦で一本負け。女子78キロ級の佐藤瑠香(コマツ)は準々決勝で優勝したソル・キョン(北朝鮮)に優勢で敗れ、敗者復活戦も屈した。緒方亜香里(了徳寺学園職)は1回戦で敗退。女子70キロ級では田知本遥(ALSOK)が初戦の2回戦で敗れた。日本女子は78キロ超級の田知本を残して優勝がなく、1991年バルセロナ大会以来の金メダルゼロへ後がなくなった。

 試合会場を訪問 相次ぐ不祥事で引責辞任した全日本柔道連盟の上村春樹前会長が30日、世界選手権会場を訪れ、自民党五輪招致推進本部長を務める馳浩衆院議員らとともに国際柔道連盟(IJF)のビゼール会長に2020年夏季五輪東京招致への協力を呼びかけた。31日に同会長と会談する予定で、自らのIJF理事辞任によって日本人理事が不在となったことに「誰かに入ってもらいたいので協議したい」と後任の補充を要望した。

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