沙羅欧州遠征へ「ベストのジャンプを」
ノルディックスキー・ジャンプの男女ナショナルチームが10日、ロシアとカザフスタンで行われるサマーグランプリ(GP)大会出場に向けて、成田空港発の航空機で出発した。
昨年のGP大会優勝者である高梨沙羅(16)=クラレ=は「ジャンプ自体も徐々に良くなっている。2連覇は考えていなかったが、やることをやれば結果はついてくると思う。まずはベストのジャンプを」。現在ポイントで首位の小さな女王の言葉に自信がにじむ。
3月にIOC評価委員が来日した際に、招致活動に協力した縁もある東京五輪開催には「感動しました。五輪を生で見たことないので、全競技応援したい」。自身が臨むソチ五輪までもあと150日。節目の日に、高梨は新たな決意を胸に機上の人となった。