中部電力が本領発揮の連勝で女王の底力

 「カーリング、ソチ冬季五輪世界最終予選代表決定戦・第2日」(13日、札幌市・どうぎんカーリングスタジアム)

 1次リーグが行われ、女子は中部電力が札幌国際大に7‐6、9‐4で連勝し、通算を2勝1敗とした。札幌国際大は1勝3敗。北海道銀行はロコ・ソラーレ北見との2試合を9‐3、6‐4で制し、2勝1敗と白星が先行した。ロコ・ソラーレ北見は2勝2敗。男子はSC軽井沢クが札幌を8‐2、7‐6で2戦続けて退け、4連勝で決勝進出を決めた。

 日本選手権3連覇中で、代表に最も近いとみられる女子の中部電力が本領を発揮した。

 第1試合に延長戦で競り勝ち、流れをつかんだ。4‐4で迎えた第2試合第7エンド、スキップの藤沢が「2番手の選手が投げる時の戦略をよく考えている」と話すように、4人のショットがつながった。狙い通りにストーンが密集する展開に持ち込み、相手が投げるコースを消した。市川と藤沢が精度の高いショットを繰り出し5点を奪取した。

 1次リーグが終わる14日は初日に中止になった北海道銀行戦も含め、3試合を戦う。藤沢は「私たちはオフもトレーニングを続けてきたので体力的には優位」と、女王の力を示すことを誓った。

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