萩野公介が圧勝…大也ら寄せ付けず
「国民体育大会スポーツ祭東京2013」(13日、辰巳国際水泳場)
成年男子400メートル自由形では、世界選手権銀メダリストの萩野公介(19)=東洋大=が3分46秒93で快勝。“東京のエース”が、天覧試合で、その真価を発揮した。世界選手権、日本学生選手権と続いた強行日程も何のそので、ライバルの瀬戸らを寄せ付けず圧勝。「世界選手権で銀を取っている種目だし、負けられないと思っていた。納得のレースです」と、涼しい顔で振り返った。
天皇、皇后両陛下が観戦される中「決勝前のアップで、なぜか左太ももがつった。プレッシャーがかかっていたのかも」と独特の重圧もあったようだが、隙のない完璧なレース運び。「本番で足がつらないで良かったです」と貫禄を見せつけた。
3年後のリオデジャネイロ五輪はもちろん、7年後の東京でも、複数種目での金メダルが期待されるエースは「そう言ってもらえるのはうれしい。東京は自分にとって集大成になる。花を咲かせられるようにしたい」と力強く宣言した。