内村マー君刺激に連覇…個人総合V25

 「体操全日本社会人選手権」(14日、三重県営サンアリーナ)

 個人総合は世界王者の内村航平(24)=コナミ=が91・850点で2連覇を達成した。個人総合は2008年9月以来、負けなしの25連勝。無敵の絶対王者は、前人未到の4連覇が懸かる世界選手権(30日開幕)はもちろん、3年後のリオデジャネイロ五輪、7年後の東京五輪まで突き進む。

 最終種目の鉄棒。代名詞の完璧な着地で締めくくると、力強く両拳を握った。世界選手権前に最後の試合を文句なしの内容で終えると、「今日みたいにミスなくできれば、結果はついてくる」と言い切った。

 くしくも前日にはプロ野球で、同学年の田中将大投手(楽天)が世界記録の25連勝を達成。「マー君も凄いっすね。刺激になる」。大会後には「7年後もやっていると思います」と、20年東京五輪挑戦を改めて明言した。体操界の“神の子”が紡ぐ伝説も、まだまだ終わらない。

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