沙羅2日連続V「自分のベスト出せた」

 「GPジャンプ女子・第3戦」(13日、ロシア・ニジニタギル)

 昨季W杯総合覇者の高梨沙羅(16)=クラレ=が94メートル、99メートルの合計262・7点で、13日の第3戦に続いて優勝した。GP通算では4勝目。2回目に最長不倒の100メートルを飛んだコリーヌ・マテル(フランス)が249・0点で2位だった。

 ソチ五輪のある冬場に向けて対応力の向上を目指す高梨は2回ともトップの得点をマークして快勝した。「試合で自分のベストが出せた」と誇らしげだった。会場のジャンプ台は飛行曲線が高く、着地が難しい。この日は2回ともテレマーク姿勢で降りたが、「まだ完璧ではない」と決して満足していない。

 13日から22日にかけてロシアとカザフスタンで行われる計4戦は移動が過酷なため、多くの有力選手が出場を見合わせた。しかし高梨は転戦し、より多くのジャンプ台を飛ぶことを選んだ。

 「違う台になっても、すぐに修正できるように。対応力を上げたい」。場所ごとに異なる特徴にいち早く順応して力を発揮できれば、冬のW杯や五輪のような大舞台でも余裕が生まれる。今回、初めて飛んだニジニタギルの台を短期間で攻略した経験は自信になりそうだ。

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