東京五輪招致“涙のスピーチ”佐藤凱旋
2020年東京五輪の招致活動で活躍したパラリンピック陸上女子の佐藤真海選手(31)が24日、宮城県気仙沼市にある母校・気仙沼中学校で講演し、「自分の限界をつくらずに夢に向かってチャレンジしてほしい」などと後輩らにアドバイスした。
佐藤選手は今月7日、アルゼンチンで行われたIOC総会のプレゼンテーションに登場。東日本大震災で被災した故郷の子どもたちを「スポーツの力」が励ましたことを訴えた。
この日は生徒やグラウンドの仮設住宅の住民ら約400人を前に講演。プレゼン当日の朝、現地のテレビで同校の様子を見たことに触れ、「みんなの応援を感じてプレゼン会場に向かうことができた。心の支えになった」と感謝した。