内村が2大会連続で「エレガンス賞」

 「体操世界選手権」(4日、アントワープ)

 男子個人総合を4連覇した内村航平(24)=コナミ=が、最も美しい演技をした選手に贈られる「エレガンス賞」に2大会連続で輝いた。また、女子個人総合決勝が行われ、愛知・名古屋経大市邨高3年の寺本明日香(17)=レジックスポーツ=が4種目合計55・532点で9位と健闘し、笹田夏実(18)=東京・帝京高=が51・065点で23位だった。16歳のシモーン・バイルス(米国)が60・216点で初出場優勝を果たした。

 内村が「エレガンス賞」を2大会連続で受賞した。体操で2度目の受賞は1998年と99年に選ばれた女子のスベトラーナ・ホルキナ(ロシア)以来で、男子では初めて。

 内村は授賞式に臨み「美しい体操を評価してもらえた。身が引き締まる思いで、喜んでばかりはいられない。もっと追求していかなきゃいけない」と話した。11年の前回大会で個人総合3連覇よりも同賞を喜んだが「今回は両方うれしい」と笑顔だった。女子は個人総合2位のカイラ・ロス(米国)となった。

 個人総合の決勝進出者が受賞対象で、審査員が技の完成度や美しさ、カリスマ性を評価して選考した。日本選手は07年に男子で冨田洋之、10年に女子で田中理恵(日体大教)が受賞した。

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