奈良「まさかここまで」ツアー初の4強
「テニス・HPジャパン女子オープン・第5日」(11日、大阪靱テニスセンター)
シングルス準々決勝で奈良くるみ(21)=大産大=はポロナ・ヘルツォグ(スロベニア)に7‐6、2‐6、6‐1で勝ち、ツアー大会で初めて4強入りした。土居美咲(ミキハウス)は第3シードのサマンサ・ストーサー(オーストラリア)に1‐6、6‐3、3‐6で敗退。ダブルス準決勝で土居、宮村美紀(ミヤムラTC)組は第2シードのクリスティナ・マダナビッチ(フランス)フラビア・ペンネッタ(イタリア)組に2‐6、4‐6で敗れた。
フットワークで勝負する奈良が2時間に及んだ熱戦を制した。ツアー大会で初めて4強入りし「いい成績を残したいと思っていたけど、まさかここまで来られると思っていなかった」と喜んだ。地元関西出身の21歳は、第5シードで19歳のブシャール(カナダ)との準決勝へ「緩急や展開力を生かして崩していけたらいい」と意気込んだ。