ベッテル5連勝「日本のファン大好き」
「F1日本GP・決勝」(13日、鈴鹿サーキット)
総合ランク首位で2番手からスタートしたレッドブル・ルノーのセバスチャン・ベッテル(26)=ドイツ=が今季9勝目、通算35勝目を挙げた。ベルギーGPから5連勝で、鈴鹿の日本GPは2年連続4回目の優勝。同2位のフェルナンド・アロンソ(スペイン)が4位に入ったため、総合4連覇決定は次戦のインドGP以降に持ち越されたが、比類なき強さを日本のファンに見せつけた。
8万6000人の大観衆がどよめいた。ベッテルはスタートで不覚を取った。4番手から出たグロジャンに同僚のウェーバーとともにインからあっさりかわされての3位発進。だが、王者はみじんもあわてなかった。
14周目で最初のピットイン。29周目でトップに立つと、作戦通り2度目のタイヤ交換を可能な限り引き延ばした。37周目まで粘って最後のピットインを終えると勝負に出た。ピットアウト時は3番手に後退も、41周目のホームでグロジャンを抜き去り、ウェーバーが42周目でピットインした時点で首位奪取。そのままチェッカーを受けた。
前夜、宿舎近くにジョギングに出ると多くのファンから声援をもらったという。「日本のファンが大好き。だからネバーギブアップで走った。スタートは恐ろしかったけど、素晴らしい結果でよかった」と、笑顔で振り返った。
次戦のインドGPで5位以内に入れば、アロンソの結果に関係なく、史上3人目の総合4連覇が決まる。「僕はトロフィーを集めるのが大好き。いくらでも集めたい」。まだ26歳。ベッテル時代はまだまだ続きそうだ。




