遅咲き美女スケーター菊池が国内最高V
「スピードスケート・全日本距離別選手権」(25日、エムウェーブ)
女子1500メートルが行われ、菊池彩花(26)=富士急=が1分58秒12の国内最高記録で初優勝。W杯前半戦の代表入りを確実とした。3連覇を狙った小平奈緒(27)=相沢病院=は、終盤に失速し4位に終わった。
“遅咲きの美女スケーター”が、ソチ五輪シーズンの開幕戦で大きな花を咲かせた。同走だったエース小平を最終コーナーで逆転し、そのままゴールへ。「いいスタートが切れた。目標タイムが出せてうれしい」と、満面の笑みで振り返った。
名門富士急の復活を担うリーダー格だが、タイトルにはあと一歩届かないでいた。ソチ五輪出場を目標に上げ、今オフはメンタルトレーニングも導入。「W杯でも、五輪につながるレースをしたい」。大きな殻を破り、まずソチへの第一歩を刻んだ。