白井が日本シリーズで宙返り&始球式
体操の世界選手権男子種目別床の金メダリスト、白井健三(17)=岸根高=が29日、東京ドームで行われたプロ野球日本シリーズで始球式を行った。
強化指定選手の番号という189の背番号のユニホームをまとって登場すると、「体操選手というところを見せたかった」と、いきなり側転からの後方宙返りを披露し、会場を沸かせた。体操では自分の名のついた「シライ(後方伸身宙返り4回ひねり)」「シライ2(前方伸身宙返り3回ひねり)」など、ひねり技を得意とする白井だが、左腕からの投球はストレート勝負。山なりのボールはやや外に外れたが、笑顔で大役を終えた。
始球式後は「届けばいいと思ってたので、ホッとしてます」と、ニッコリ。ひいきの球団はないそうだが「スタイルのいい人が好きなので、坂本選手が好き。ユニホームは家に飾りたい」と、いい思い出になった様子だった。今後は、世界選手権後初の公式戦となる12月の豊田国際に向けて調整していく。