川内世界初 月2度2時間10分切りへ
福岡国際マラソンで2時間9分5秒をマークし、日本人トップの3位に入った川内優輝(26)=埼玉県庁=が一夜明けた2日、福岡市内で取材に応じた。早朝から約100分間のジョギングで調整。「昨日は1時間かけて交代浴したし、疲労抜きはできた」と笑顔で話し、そのまま勤務先の埼玉・春日部高校へ出勤した。
14年アジア大会(韓国・仁川)の代表有力候補となり、次のレースは2週間後の防府読売マラソン(15日)になる。本人いわく「世界初」という月間2度のサブテン(2時間10分切り)達成を狙う。昨年は福岡、防府とも2時間10分台。今年2月の別府大分、3月ソウル国際では月こそ違うが、約1カ月の期間でともに2時間8分台で走った。
「去年よりも調子がいいし、可能だと思う。しっかりと立て直して、サブテンを狙いたい」と力を込めた。
来年3月のびわこ毎日マラソンへの参戦も表明した。「今度こそ7分台を狙いたい。東京も福岡も3位があるし、別府大分は優勝した。びわこも3位以内なら」。国内4大大会の表彰台完全制覇に狙いを定めた。