明大、立命大に敗れ準決勝進出ならず

 「ラグビー大学選手権・2次L、立命大12‐10明大」(22日、花園)

 1人、また1人と紫紺のフィフティーンがうなだれた。1点差の2連勝でC組首位だった明大(関東対抗戦5位)が、関西王者の立命大に10‐12。3季ぶりの準決勝進出を逃した就任1年目の丹羽監督は「慶大に(準決勝進出を)プレゼントしてしまった。

 選手には『敵は自分たちだ』と話していたが…」と肩を落とした。3‐12の後半25分、途中出場の田村(2年)のトライとゴールで2点差に迫るのが精いっぱい。勝負どころで攻めきれなかった。

 昨年度の高校選手権で優勝した大阪・常翔学園高出身のフランカー桶谷(1年)は、花園での凱旋(がいせん)試合を飾れなかった。試合後は無念の表情を浮かべながら、「明大はFWのイメージだが、立命大(のFW)にやりたいようにやられた。来年残る選手は特別に悔しいと思っているはず」と来季に目を向けた。

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