ボブスレー男子・鈴木が5度目五輪
日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟は23日、ソチ冬季五輪代表選手を発表し、ボブスレー男子は5度目の出場となる40歳の鈴木寛(北野建設)、リュージュ男子1人乗りは初出場の金山英勢(札幌学院大)、スケルトン男子も初出場の高橋弘篤(システックス)を選んだ。
鈴木は2人乗りと4人乗りのパイロットを務め、ブレーカーは今後の国際大会の成績で決める。スケルトンは今後の国際大会の成績で男女1人ずつ増える可能性がある。
長野市スパイラルで行われた全日本選手権では、ボブスレー男子4人乗りで鈴木と小林竜一(鳥取県体協)佐藤真太郎(大東大講師)宮崎久(大倉山藍田学舎)のチームが合計1分45秒22で優勝。スケルトン男子は2010年バンクーバー五輪代表の田山真輔(システックス)が制し、4連覇を狙った高橋は0秒02差の2位だった。
ボブスレー男子4人乗りは、鈴木が操縦するチームが前日の2人乗りに続いて貫禄勝ちした。五輪出場枠は4人乗りでの獲得は確実だが、2人乗りは予断を許さない。ブレーカー候補は、陸上出身で経験が浅い宮崎がリードしている。鈴木は「(ペアは)まだ発展途上。今は五輪出場権ぎりぎりだけど、1月に遠征に出たら大丈夫」と、パートナーに信頼を寄せた。