尾道が快勝発進!試合開始遅れ影響なし
「全国高校ラグビー・1回戦、尾道46‐0朝明」(27日、花園)
1回戦8試合が行われ、7年連続8度目の出場の尾道(広島)は朝明(三重)から8トライを奪って46‐0で快勝した。1回戦屈指の好カード、仙台育英(宮城)と大分舞鶴(大分)の対戦は仙台育英が21‐12で勝った。28日も1回戦11試合が行われる。
キックオフ直前に雷が鳴り、試合開始が約25分遅れた。「選手のテンションが下がったので心配した」と梅本勝監督。しかし、試合が始まると尾道フィフティーンは縦横無尽に駆け回り、8トライを奪って圧勝した。
前半2分、WTB犬飼慎之介(3年)が相手のキャッチミスしたボールを拾って先制トライを挙げた。今大会直前に故障した徳井清弥(2年)に代わっての先発起用。同26分にもトライを重ね、「徳井の分まで走ろうと思った」と胸を張った。
今大会前にメンバー入りを懸けた部内マッチが実施された。指揮官から「相手をケガさせてでもレギュラーを奪え」と猛ゲキが飛ぶ中、シ烈なサバイバル戦を勝ち抜いて花園の舞台に立った選手たちはたくましかった。
2回戦(30日)の相手は東福岡。昨年度は3回戦で対戦し、ロスタイムに逆転されて1点差で敗れた。玉置功典主将(3年)は「先輩たちが奪えなかった1点を取りにいく」とリベンジへ気持ちを高めた。