早大3位、1区のエース・大迫は不発
「箱根駅伝・往路」(2日、東京都大手町~神奈川県箱根町=5区間)
早大はエースの出遅れを総合力で見事にカバーした。1区を走った主将の大迫傑(4年)がまさかの5位に沈んだが、2区の高田康暉(2年)が区間賞の快走。順位を3位まで押しあげると、後続も粘って東洋大、駒大に続きゴールした。
昨年の世界選手権1万メートルに出場した大迫の失速は想定外だったが、「自分が何とかしようと思いました」と高田が奮い立った。
大迫は「自分がもっと走れれば、2位くらいいけた」と責任を背負い込んだが、主将の役割はきっちりこなしてきた。ミーティングを月1回の恒例にし、後輩にアドバイス。高田は「厳しいですが、いつも正しいことを言ってくれる」と先輩の助言を糧にしてきた。
渡辺康幸監督(40)も「目標の3位以内を狙っていきますよ」と強気だった。