大阪桐蔭初4強 吉田爆発4トライ
「全国高校ラグビー・準々決勝 大阪桐蔭41‐3秋田工」(3日、花園)
春の王者が止まらない。昨春の全国選抜大会覇者の大阪桐蔭(大阪第2)が、計6トライの大勝で初の準決勝に進出した。高校日本代表候補のナンバー8吉田(3年)が4トライを挙げる大活躍。「公式戦では経験がない」と照れ笑いを浮かべた。
初戦(2回戦)で左膝を負傷した高校日本代表候補の喜連(きれ)航(3年)はこの日も出場できなかったが、試合前には「絶対勝ってベスト4に行こう」とチームを鼓舞。吉田は「決勝まで連れて行って、アイツが優勝に導いてほしい」と主将を思いやった。
守っては秋田工をノートライに抑え、綾部監督は「粘り強く守った。FWが頑張ってくれた」と目を細めた。準決勝は“桐蔭対決”となった。指揮官は「Aシードなのでやりたかった」と、はやる気持ちを抑えきれないように話した。