早大小倉「もう帝京大に負けたくない」
「ラグビー大学選手権・決勝、帝京大‐早大」(12日、国立)
帝京大、早大の両校は10日、出場登録メンバーを発表した。
5年ぶりの王座奪回を目指す早大は、2日前まで戦列を離れていたSO小倉順平(3年)が司令塔に入った。
もう帝京大に負けたくない。左足首痛が癒えた早大・小倉は「今まで勝っていないし、勝つなら決勝しかないと思っている」と必勝宣言した。現3年生が入学する直前の2011年1月から、対抗戦と大学選手権で5連敗中。入学後、3試合に出場している司令塔は「今年の早稲田は厳しい試合をしている。競り合いに持ち込みたい」と意気込んだ。
母校の神奈川・桐蔭学園が7日、高校選手権決勝で敗れた。3年前、東福岡との両校優勝で初優勝したときのメンバーだった小倉は「(後輩の)代わりに、勝ちたいですね」と笑った。帝京の「赤い壁」を打ち破るか。キッカーも務める背番号「10」にかかる期待は大きい。