早大猛追及ばず…後半5点差まで迫るも
「ラグビー大学選手権・決勝、帝京大41‐34早大」(12日、国立)
王者をあと一歩のところまで追い詰めたが5大会ぶり王座奪回の夢はついえた。WTB荻野の試合開始のキックオフからのトライで先制した早大は防戦一方となり、後半16分には24点差をつけられたが、その後に猛反撃。3連続トライで一時は5点差まで迫ったものの、CTB坪郷がトライを決めたと同時にノーサイドとなった。
「非常に残念な結果。後半最初の20分を集中して、残り20分で取り切るつもりだったが、向こうの集中力が上だった」と、後藤監督は振り返った。プロップの垣永主将は「24点差でも負ける気はしなかった。もっと早くアグレッシブにいっていれば、あと3分あればどうなっていたか…」と、届かなかった追い上げを悔やんだ。
日本代表で2年生のFB藤田は「帝京大は強かったが、戦える相手だと思った。他の大学も名前負けしないでチャレンジしてほしい」と、手応えを感じている。来年こそリベンジ、そして王者に返り咲く。