神鋼2年連続PO進出!フーリー爆発
「ラグビー・トップリーグ、神戸製鋼38-36東芝」(19日、ノエスタ)
上位8チームによるA組は神戸製鋼が38‐36で東芝に競り勝って4勝3敗の勝ち点24とし、2年連続のプレーオフ(4強)進出を決めた。パナソニックはNECを27‐15で下し、7戦全勝の勝ち点36でA組1位が決定。2位サントリー、3位神戸製鋼、4位東芝となった。プレーオフ準決勝はパナソニック‐東芝、神戸製鋼‐サントリーの組み合わせ。下位8チームによるB組は九州電力が最下位となり、下部リーグへの降格が決まった。
神戸製鋼が接戦を制して2年連続のプレーオフ進出を決めた。苑田ヘッドコーチ(HC)は「選手48人、スタッフの努力が結果となって表れた」とほっとした表情を浮かべた。
上位8チームによる第2ステージは、開幕からいきなり2連敗を喫する苦しいスタートだった。その後は攻撃面で立て直しを図った。徐々に歯車がかみ合い始めると4勝1敗で乗り切り、7試合の総トライ数はリーグトップの32本を数えた。
リーグ最終戦となった東芝戦もPGで先行されたが、ナンバー8マパカイトロの連続トライですぐに反撃。CTBフーリーも3本のトライを奪い、追いすがる東芝を振り切った。
フーリーは2位の山田(パナソニック)に6本差をつける17トライをマークして、トライ王に輝いた。南アフリカ代表は「自分1人で奪ったものじゃない。チームの功績だと思っている」とチームメートに感謝した。
2月2日のプレーオフ準決勝はサントリーと対戦する。リーグ戦では敗れたが、橋本主将は「この2週間、しっかりと課題を修正して臨みたい」とリベンジへ意欲。苑田HCも「ケガ人も戻ってきて、チーム内でいい競争をしてくれている。あと2試合勝つことが、我々の大きな目標」と頂点を見据えた。