化粧品会社のエイボン・プロダクツ株式会社は１日、「２０１３エイボン女性年度賞およびエイボン地域貢献授与式」を１月３１日に開催し、「エイボン女性年度賞」として、１９６４年の東京オリンピック・女子バレーボールで金メダルを獲得した「東洋の魔女」のメンバーが受賞したと発表した。メンバーは寺山（宮本）恵美子さん、井戸川（谷田）絹子さん、中島（半田）百合子さん、神田（松村）好子さん、丸山（磯辺）サタさん＝（）内は旧姓。

　「エイボン女性年度賞」とは、社会のために有意義な活動を続け、功績を挙げている女性を同社が表彰するもの。「東洋の魔女」の受賞理由は、東京オリンピックでは圧倒的な強さで金メダルを獲得し、引退後も「ママさんバレーボール」の普及に尽力しているということだという。受賞者が指名する指名寄付団体には、同社から副賞と同額が寄付される。「東洋の魔女」のメンバーたちは、今後のバレーボール界の発展に寄与したいとの思いから、指名寄付団体として日本バレーボール協会を指名。５０万円が寄付された。

　寺山さんは同協会を通じて「名誉ある賞をいただき、本当にありがとうございます。１９６４年の東京オリンピックから４０数年がたち、その間、私たちは母親業の傍ら、ママさんバレーで社会に貢献できるようになりました。昨年お亡くなりになられた中村（旧姓・河西）昌枝さんも、きっと天国から喜んでくれていると思います」とコメントした。