今井2位“2時間10分の壁”越えた

 「別府大分毎日マラソン」(2日、大分市高崎山うみたまご前~大分市営陸上競技場)

 今井正人(29)=トヨタ自動車九州=が2時間9分30秒で日本勢最高の2位に入った。アブラハム・キプリモ(ウガンダ)が2時間9分23秒で初優勝。31歳で初マラソンの白石賢一(旭化成)が、2時間10分36秒で3位に入った。昨年の世界選手権代表の前田和浩(九電工)は2時間14分28秒の11位だった。

 かつて箱根駅伝で「山の神」と呼ばれ、マラソンではなかなか存在感を示せなかった今井が、初めて2時間10分の壁を越え、トップに7秒差の2位。「目の前の選手を追い詰めながら、抜けなかった」と貪欲さをにじませる一方「一歩一歩前進しているのも、僕なのかも」と話した。

 霧が立ちこめる中でのレース。30キロすぎで仕掛け、抜け出した。35キロ手前でキプリモにかわされ、じりじり離されたが、競技場手前の橋にある“得意の”上り坂で一気に差を縮めた。

 2008年の初マラソンから、変わらない目標がある。「もともと戦いたいのは五輪。どうやって一歩一歩上っていくか」と冷静だった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス