「ＮＦＬ・スーパーボウル、シーホークス４３-８ブロンコス」（２日、メットライフ・スタジアム）

　ナショナル・カンファレンス（ＮＦＣ）のシーホークスが、アメリカン・カンファレンス（ＡＦＣ）のブロンコスに４３‐８の大差で勝ち、初優勝を飾った。最優秀選手（ＭＶＰ）には、第２Ｑに６９ヤードのインターセプトリターンＴＤを決めたＬＢスミスが選ばれた。１５季ぶり３度目の制覇を狙ったブロンコスは、ＱＢマニングが１ＴＤパスと振るわなかった。

　完璧な試合だった。今季を象徴する戦い方でシーホークスがついに初の王座に就いた。守備の要でＭＶＰに輝いたＬＢスミスは「これが俺たちの守備。素晴らしかった」と誇り、キャロル監督は「私たちが世界一だ」と高らかに言った。

　序盤から強固な守備陣が重圧をかけ続けた。リーグ屈指のＱＢマニングに、なかなか効果的なパスを通させなかった。８‐０で迎えた第２Ｑ序盤に奪ったＲＢリンチのＴＤも、ＤＢチャンセラーがインターセプトして得た攻撃権を生かした。

　４度のターンオーバーで相手が攻撃する機会を奪い、最後は３５点差をつけた。「やりたかったプレーができた」と頂点に立った指揮官は得意げに話す。今季、レギュラーシーズンでリーグ最少の１試合平均失点１４・４をマークした最高の守備陣が、最高の攻撃陣との戦いを制した。