スノボ角野、ビッグエアで勢いづける!

 ソチ冬季五輪は7日の開会式に先立ち、6日に一部の競技が始まる。新種目のスノーボード・スロープスタイルの男子予選には日本選手の先陣を切って角野友基(日産X‐TRAIL)が登場する。17歳のホープは4日、間近に迫った戦いを前に「みんなを勢いづけられるような成績を出したい」と頼もしく宣言した。

 日本選手団の先頭を切って競技に臨む役割は理解している。スノーボード男子スロープスタイルの角野は「体もメンタルも調子が上がっている。みんなを勢いづけられるような成績を出したい」と意気込んだ。

 レールなどの障害物やジャンプ台で技を繰り出しながら滑り、ポイントを競う。この日の練習後、6日の予選の演技構成は固まったといい「いい感じで技をつなげられている」と手応えをみせた。

 ソチのコースはスタート直後の斜度がきつく、前半の障害物同士の距離が近いため難度は高い。ロシア人形のマトリョーシカも障害物として置かれており「驚いた。ロシアっぽいし、本番で使おうと思う」と演技に組み込む考えを明かした。

練習「いい感じ」

 後半に3連続するジャンプ台は大きく、高く遠く飛び出すため着地が難しい。選手の飛びすぎを不安視する声に配慮して、一部が改良されたほど。1月下旬に米国で行われた高額賞金レース「冬季Xゲーム」では、1回のジャンプで競うビッグエアで2位に入ったように空中技は秀でており「もっと高く飛んでもいい。精度は上がっている」と頼もしい。

 多くの選手が難度の高いコースに厳しい表情を浮かべる中、17歳のホープは「いつも通り自然体でやれればいい。それが好結果につながる」とベテランのように落ち着き払っている。

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