神鋼、圧倒100‐0 慶大寄せつけず
「ラグビー日本選手権・1回戦、神戸製鋼100‐0慶大」(16日、花園)
1回戦4試合が行われ、トップリーグ(TL)4チームが順当勝ちした。トヨタ自動車は全国大学選手権5連覇の帝京大を38‐13で下し、ヤマハ発動機は同選手権準優勝の早大を36‐16で退けた。神戸製鋼は100‐0で慶大を寄せつけず、東芝は筑波大に69‐26で大勝した。準々決勝は東芝‐トヨタ自動車、ヤマハ発動機‐神戸製鋼の顔合わせとなった。
トップリーグ4強の力をまざまざと見せつけた。神戸製鋼が全国大学選手権ベスト4の慶大に何もさせず、16トライで100得点。苑田ヘッドコーチは「差が開くとは思っていたが、100‐0になるとは思わなかった」と笑みを浮かべた。
相手のタックルで簡単に倒れないことに象徴されるように、大学生との体格面での歴然たる差が結果に直結した。フランカーの橋本主将が「コンタクトが強いというのは感じなかった。いつもより余裕のあるプレーができた」と言うように、抵抗をものともせず次々とトライを重ねた。
準々決勝の相手はトップリーグ第2ステージで黒星を喫したヤマハ発動機だ。苑田ヘッドコーチは、スクラムやラインアウトからのモールに警戒を示し、「借りはそのシーズンのうちに返したい」と雪辱を誓った。