チュンバ大会記録1分以上縮めてV
「東京マラソン」(23日、東京都庁前~東京ビッグサイト着)
ディクソン・チュンバ(ケニア)が2時間5分42秒で初優勝し、大会新記録のボーナスと合わせて賞金1100万円を獲得した。
大会記録を1分以上縮めるチュンバの圧巻の走りだった。2009年の福岡国際でケベデ(エチオピア)が出した2時間5分18秒に次ぐ日本国内では2番目の好タイムに「こんな記録が出せるとは思わなかった」と、はにかんだような笑みを浮かべた。
2時間余りで優勝賞金800万円、大会新記録のボーナス300万円を稼ぎ出した27歳のケニア人ランナーは「ビジネスを始めるお金にしたい」と夢を語る。元世界記録保持者のゲブレシラシエ(エチオピア)が不動産業で成功したように、アフリカ選手にとってマラソンの勝利はスポーツでの成功にとどまらない意味を持つ。