27歳伏兵・松村8位 東京マラソン

 「東京マラソン」(23日、東京都庁前~東京ビッグサイト着)

 今秋のアジア大会(仁川=韓国)代表選考会を兼ねた男子はマラソン3回目で松村康平(27)=三菱重工長崎=が2時間8分9秒で日本選手最高の8位に入った。ディクソン・チュンバ(ケニア)が2時間5分42秒で初優勝し、大会新記録のボーナスと合わせて賞金1100万円を獲得した。女子はティルフィ・ツェガエ(エチオピア)が2時間22分23秒の大会新記録で制した。

 27歳の伏兵、松村が3度目のマラソンで存在感を示した。29キロすぎに先頭集団から遅れたものの、ゴールが近づくにつれて足取りは力強さを増した。2時間8分台に到達し「目標を達成できてうれしい」と頬を緩めた。

 最もきつい上りがある37キロ手前で黒崎を抜き、日本人トップに立った。39キロ手前では五輪銀メダリストのキルイもとらえた。ラスト2・195キロもアフリカ選手に引けを取らない6分43秒でカバーした。

 アジア大会代表の有力候補に名乗りを上げ「日の丸をつけたい」と意欲を示した。その一方で「今回は日本人トップだけど全体では8位。世界との差を痛感した。戦えるようにしないと」と冷静に受け止め、一層の飛躍を期した。

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